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業務用キャビテーション機とは?家庭用との効果の違いや選び方を解説

業務用キャビテーション機とは?家庭用との効果の違いや選び方を解説
エステサロンに必ずと言ってよいほど導入されているのが「業務用キャビテーション機」です。キャビテーションといえば、脂肪細胞に作用する特殊な超音波を肌表面から与えることで、痩身効果を得られるエステ機器を指します。
この記事では、業務用キャビテーション機とは何か?家庭用キャビテーション機とは何が違うのか?など、気になる疑問を解消していきます。

業務用キャビテーション機とは

そもそもキャビテーション機とは、超音波によって生じるマイクロ振動で皮下脂肪層に気泡を発生させるエステ機器です。気泡が破裂すると脂肪細胞に作用し、破壊された脂肪細胞はリンパを通って血液、肝臓を経由して体外へと排出されます。

一方、業務用キャビテーション機とはエステサロン専用に開発されたキャビテーション機であり、家庭用キャビテーション機と比べると出力の高さや機能の豊富さに違いがあります。もちろん、その分価格は高くなりますが家庭用キャビテーションよりも施術効果を早く実感でき、かつプロの施術により安心して利用できます。

業務用キャビテーション機の効果と仕組み

業務用キャビテーション機の効果と仕組みを、さらに詳しく確認してみましょう。

1.効果

業務用キャビテーション機を使用することで得られる効果は、ウエストや太もも周りのサイズダウンです。後述する仕組みにより脂肪細胞に働きかけ、リンパや血液を通じて体外に排出するため身体に溜まった脂肪そのものの量を減らすことができます。

さらに業務用キャビテーション機の特徴は「部分痩せが可能」なことです。食事制限や運動による痩身では、個人差はあるものの全体の脂肪が均一に減っていきます。

一方、業務用キャビテーション機なら部分的に超音波を当てることで「お腹周りだけ」「二の腕だけ」のように、部分痩せのアプローチができるようになります。

また、業務用キャビテーション機が発する超音波により血行が促進し、基礎代謝がアップすることで脂肪燃焼・冷え性の改善になり、痩せやすい体質に変わっていく効果があります。

2.仕組み

キャビテーションは「空洞現象」とも呼ばれ、液体の流れに生じる圧力差により短時間で気泡が発生・消滅する物理現象のことです。身近な現象としては指の関節がポキっと鳴るときにキャビテーションが起きています。

業務用キャビテーション機は超音波振動により皮下脂肪層においてこのキャビテーションを発生させ、微小な気泡の発生・消滅を繰り返すことで脂肪細胞を破壊し、痩身効果を得ることができるのです。

3.セルライトにも効果はある?

セルライトは肥大した脂肪細胞と老廃物が合わさり凝り固まったものです。通常の皮下脂肪とは異なるため、食事制限や運動では減らしにくい特徴があります。

業務用キャビテーション機は超音波振動によってセルライトへのアプローチも可能で、凝り固まったセルライトを柔らかくし、脂肪細胞の破壊と老廃物の排出を促すことで肌表面に現れる凸凹をきれいにする効果も期待できます。

家庭用キャビテーション機との違い

それでは、業務用キャビテーション機と家庭用キャビテーションにどのような違いがあるのか、それぞれメリット・デメリットを整理していきます。

1.家庭用キャビテーション機

●メリット

家庭用キャビテーション機のメリットは「手頃な価格で入手できる」ことです。業務用キャビテーション機を購入するには数十万円または100万円以上が必要ですが、家庭用キャビテーション機なら1万円ほどでも購入できます。業務用キャビテーション機と比べるとサイズがコンパクトであり、場所を取らないのもメリットの1つでしょう。

●デメリット


一方、デメリットは「出力が弱く効果を実感しづらい」ことです。プロによる施術という安全性に欠けているため、業務用キャビテーション機はどうしても出力が低くなってしまいます。また、出力が弱いとお腹周りや太もも周りなど、皮膚や皮下脂肪が厚い部分での効果が低くなってしまいます。

2.業務用キャビテーション機

●メリット


業務用キャビテーション機のメリットはやはり「高い出力で脂肪細胞にアプローチできること」です。プロの手で安心した施術が可能なので、高い出力でお腹周りや太もも周りなど、皮膚や脂肪細胞が厚い部分でも効果的なキャビテーションができます。また、施術後すぐに効果を実感できる方も多く、痩身へのモチベーションがアップします。

●デメリット


一方、デメリットは「価格が高い」ことと「複合機でないと痩身効果が低い」ことです。業務用キャビテーション機の価格は後述したように、数十万円〜100万円以上するものが大半なので、家庭用キャビテーション機に比べると高額になります。

「複合機でないと痩身効果が低い」というのは、キャビテーションを施術しただけでは高い痩身効果を得にくいためです。破壊された脂肪細胞を体外に排出するには、リンパの流れや血行を促進する必要があります。そのためには施術後に適度な運動をするのが効果的ですが、エステサロンで施術後に運動というのは難しいものです。

そこで筋肉に電気刺激を与えるEMSや脂肪細胞の遊離に効果的なLD(レーザーダイオード)、脂肪細胞を温めるラジオ波など、複数の機能を備えた複合機を利用する方が、高い痩身効果を得ることができます。

業務用キャビテーション機の選び方

業務用キャビテーション機の選び方

最後に、業務用キャビテーション機を選ぶ上で重視したい7つのポイントをご紹介します。

1.コスト

業務用キャビテーション機は「高額だから良い」わけではありません。もちろん、高価なものほど多機能かつ優れた技術を備えているものですが、大切なのは「サロン経営の負担になり過ぎないこと」です。施術あたりの費用単価やメンテナンス費用なども含めて、導入後に利益を出せるようなコストを意識しましょう。

2.機能

キャビテーション施術に加えて、EMSやLDなども行えるとお客さまにとって魅力的なコースを案内できます。ただし「機能が多いほど良い」わけではありません。エステサロンやエステティシャンによって得手不得手がありますし、経営方針も違います。まずは「お客さまにどういったサービスを提供したいか?」を改めて整理し、本当に必要な機能を備えた業務用キャビテーション機を選びましょう。

3.効果

業務用キャビテーション機であればどれも効果が高いわけではないので、これも見極めが大切です。各製品の効果について知りたい場合は、ホームページに掲載されている情報だけでなく、クチコミを確認したりデモ機に触ってみたりと、さまざまな角度から情報を集めましょう。

4.大きさ

業務用キャビテーション機と聞くと大型機械をイメージされる方が多いでしょうが、ハンディタイプから自立型マシンまでさまざまな種類があります。省スペースのエステサロンに大型マシンを導入すると邪魔になることも多いので、業務用キャビテーション機の大きさはしっかりと吟味しましょう。

5.耐久性

購入した業務用キャビテーション機が故障してしまうと修理費がかかり、最悪の場合は買い替えなければいけません。ぶつかってしまった、液体をこぼしてしまったなど、エステサロンではさまざまなトラブルが想定されるので耐久性にも着目してください。

6.保証

業務用キャビテーション機は製品ごとに異なる保証内容・保証期間が用意されています。初めて業務用キャビテーション機を導入する場合は保証内容が厚く、保証期間が長い方が良いですね。ただし、その分コストがかかることもあるのでバランスを考えましょう。

7.安全性

施術されるお客さま、施術するエステティシャンのことを考えると業務用キャビテーション機は安全第一です。安価で優れた機能を備えた製品でも安全性に欠けてしまっては、いつ問題を起こすかわかりません。メーカーが発表している情報を参考に、安全性の高い業務用キャビテーション機を選びましょう。

まとめ

今回は業務用キャビテーション機の特徴や家庭用キャビテーション機との違い、さらに製品の選び方についてご紹介しました。エステサロンに業務用キャビテーション機を導入する際は、今回ご紹介した7つのポイントを押さえながら、サロンにマッチした製品をぜひ選んでください。

各ポイントを5段階評価にして、製品ごとにスコアを出せると正しい業務用キャビテーション機選びができそうですね。

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