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業務用痩身機器の種類とそれぞれのメリット・デメリットとは

エステサロンで施術される痩身エステには、さまざまな種類があります。また、業務用の痩身機器も多種多様であり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

本記事では、業務用痩身機器の導入を検討されている方に向けて、6種類の業務用痩身機器のメリット・デメリットをまとめました。業務用痩身機器の選び方もご紹介しているので、導入を検討されている方は、ぜひ本記事をご参考ください。

1. 超音波マシン

 1.1 超音波マシンとは

そもそも超音波とは人の聴覚では聞き取れない周波数のことであり、1秒間に2万回以上の振動波である、2kHz以上の音を指します。

この技術を活用したのが超音波マシンであり、肌に超音波を当てることで皮下組織を高速に振動させることが可能です。

エステサロンでよく見かけるHIFU(ハイフ:高密度焦点式超音波)も超音波マシンの一種です。

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 1.2 メリット

超音波マシンは、特定の部分に超音波を当てることにより、高速振動で皮下組織に熱エネルギーを発生させます。

この熱エネルギーによって肌が刺激を受けることでコラーゲン生成を促し、美肌効果が期待できます。また、凝り固まったセルライトを分解し、痩せやすい体質を作れます。顔の肌に使用すれば、高速振動によって洗顔では落としきれない汚れを肌表面に浮かせ、綺麗に洗浄することも可能です。

 1.3 デメリット

超音波マシンは比較的刺激の強い施術なので、妊娠中の方、ペースメーカーを使用している方、心臓に疾患を抱えている方は施術を避けなくてはいけません。

また、体調がすぐれないときや、肌の調子が悪いときは刺激に対して敏感になるため、同じく施術を控えた方がよいでしょう。

2 高周波マシン

 2.1 高周波マシンとは

高周波マシンとは、一般的にラジオ波(RF)を肌表面に照射し、熱エネルギーを発生させる痩身機器のことです。

また、高周波マシンには通常のラジオ波を使ったものと、サーマルフラクショナルと呼ばれるものがあります。

前者は高周波レーザーを面状に照射し、後者は点状に照射するのが特徴です。点状に照射するサーマルフラクショナルの方が肌への負担は少ないですが、効果実感までに時間がかかるという特徴もあります。

 2.2 メリット

皮下組織に熱エネルギーを発生させるということで、超音波マシンと同じくコラーゲン生成による美肌効果や、脂肪燃焼による痩身効果が期待できます。

また、高周波マシンは体の奥からジワジワと温かさを感じるため、冷え性やむくみの改善にも効果的です。さらに自律神経に働きかけることで、リラクゼーション効果も得られます。

 2.3 デメリット

高周波マシンは新陳代謝のアップによって体にアプローチする痩身機器のため、即効性がありません。中長期的な体質改善を行うため、即効性を期待するお客様には満足いただけない可能性があります。

3. 冷却マシン

 3.1 冷却マシンとは

超音波マシン、高周波マシンとは打って変わり、冷却マシンでは脂肪細胞を冷やすことでアプローチする痩身機器です。「メスを入れずに脂肪除去できる」と話題になっています。

水と脂肪の凍り始める温度は異なり、水は0度ですが、脂肪は4度以下になると凍り始めるのです。

この温度差を利用したのが冷却マシンであり、脂肪細胞だけを凍らせてアポトーシス(自然壊死)させることにより、老廃物として排出させることができます。

 3.2 メリット

冷却マシンは脂肪細胞を壊死させる痩身機器なので、確実な痩身効果が期待できます。部分痩せが可能であり、食事や運動によるダイエットと違ってリバウンドしにくいのも大きなメリットです。

また、減りにくい皮下脂肪に効果的にアプローチするため、体のたるみや二重あごなどにも効果を発揮します。

 3.3 デメリット

冷却マシンは皮下組織にとって刺激が強いため、痛みを感じる方もいらっしゃいます。施術直後には赤みや内出血が生じる場合もあり、症状の現れ方や消滅までの期間には個人差があります。

また、凍結された脂肪細胞は時間をかけてゆっくり排出されるため、効果を実感するまで1ヶ月程度かかります。

4. 超短波マシン

 4.1 超短波マシンとは

超短波とは、30MHz〜300MHzという波長が短い電波のことであり、毎秒2,700回振動します。これを活用したのが超短波マシンです。

脂肪組織に浸透し、超短波によって細胞分子が回転・摩擦を起こすことで熱エネルギーが生まれます。

超短波は浸透度の高い電波のため、体を深部から温める効果があります。そのため、エステだけでなく医療機器としても活用されている技術です。

 4.2 メリット

超短波マシンを使用すると、肌表面に当てた超短波が深部に届き、内側から熱エネルギーを発生させます。これにより凝り固まった筋肉をほぐして新陳代謝を上げたり、脂肪細胞を燃焼させる効果があります。

 4.3 デメリット

超短波マシンは安全性の高い痩身機器なので目立ったデメリットはありませんが、強いて挙げるなら効果を実感できるまで時間がかかることでしょう。

5. 磁場マシン

 5.1 磁場マシンとは

磁場マシンとは、磁力を使って筋肉の表面ではなく深層までアプローチする痩身機器です。

これまでのエステサロンでは、EMSと呼ばれる電気信号を使ったマシンで筋肉にアプローチしていました。しかし、EMSでアプローチできるのは表層の筋肉のみです。

一方、磁場マシンは深層の筋肉までアプローチすることで、大筋群を無意識に動かし、より高い効果を得ることができます。

 5.2 メリット

深層の筋肉にアプローチすることで、従来の痩身機器よりも強く筋肉を収縮させることが可能です。これにより筋肉量をアップし、新陳代謝のアップやヒップ・太ももの引き締めに効果を発揮します。

 5.3 デメリット

EMSなどと比較すると筋肉に対する刺激が強いため、施術後は筋肉痛が生じる場合があります。また、パットを装着するだけで良いEMSに比べると大掛かりな痩身機器なので、気軽に使えないというデメリットもあります。

6. 電気刺激マシン

 6.1 電気刺激マシンとは

電気刺激マシンとは、一般的にEMS(Electrical Muscle Stimulation)と呼ばれる痩身機器のことです。

EMSは電気信号を筋肉に当てることにより、無意識下でも筋肉の収縮運動を促すことができます。

実際に運動はしなくても筋収縮が起こるため、運動したときと同等の効果が期待できるのが電気刺激マシンの特徴です。

 6.2 メリット

電気刺激マシンを使用すると、筋肉量のアップが期待できます。筋肉が大きくなると体の基礎代謝もアップし、消費カロリーが増加し痩身効果が現れます。

また、電気刺激マシンを使って筋収縮を繰り返すことで、筋肉がポンプの役割を果たし、血流やリンパの流れを促進します。これにより、他の施術で分解した脂肪細胞を効率よく体外に排出することが可能です。

 6.3 デメリット

電気刺激マシンの出力が高いと痛みを感じることがあります。また、初めて電気刺激マシンを使用する方は刺激に慣れていないため、最初のうちはビリビリとした痛みを感じることが多いでしょう。

7.業務用痩身機器の選び方

それでは最後に、業務用痩身機器の選び方をご紹介します。4つのポイントを押さえて、それぞれのサロンに合った痩身機器を選びましょう。

こちらの業務用エステ機器の種類と選び方のポイントを解説で、より詳しく解説しています。

 7.1 コストパフォーマンス

業務用痩身機器を選ぶ際はまず、コストパフォーマンスに着目してください。表面上の価格だけで比較し、安い機器を選んでしまうと、機能が不十分な可能性があります。

機能が不十分だと魅力的なメニューやコースをご案内できず、客単価が低くなり、費用回収に時間がかかります。結果として、収益が得られにくくなってしまうのです。

したがって業務用痩身機器を選ぶ際はコストパフォーマンスに着目し、たとえ高額な機器であっても「どれくらいで費用対効果を生むか?」という点に着目しましょう。

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 7.2 経営サポート体制

これからエステサロンを経営する方、あるいは経営が思うようにいっていないという方は、機器販売元が提供する経営サポートにも着目してみてください。

高性能な業務用痩身機器を導入しても、集客やスタッフの育成方法など経営体制が整っていないと利益を出すことは難しくなってしまいます。

そんなとき、経営サポート体制が整っているところから機器を購入すると、経営に関する重要なアドバイスを受けられるため、経営サポートについても確認しておきましょう。

 7.3 メンテナンス体制

業務用痩身機器は精密機械になるため、定期的なメンテナンスが必要です。また、お客様の体にさまざまな影響を与えるものであるため、徹底した品質管理も欠かせません。

機器のメンテナンスは専任スタッフが担当するのか、どれくらいの頻度でメンテナンスが受けられるのか、修理が必要になった場合はどれくらいのコストがかかるのかなどを確認しておきましょう。

 7.4 製品保証

製品保証については、保証期間について確認しておきましょう。業務用痩身機器を導入して短期間で故障してしまうと、修理費用がかさみ、サロン運営にとって大きな損害となります。

保証期間についてはメーカーによって異なるため、購入前に確認しておくことが重要です。

8.まとめ

本記事では、業務用痩身機器の導入を検討されている方に向けて、6種類の業務用痩身機器のメリット・デメリットと、機器の選び方についてご紹介しました。

エステサロンにとって、業務用痩身機器は導入必須です。各痩身機器の特徴を理解し、選び方のポイントを押さえた上で、サロンに最適な機器を選んでいきましょう。

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