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業務用エステ機器の種類と選び方のポイントを解説

業務用エステ機器を導入しようにも、種類が豊富で何を選べばよいかわからないという方は多いでしょう。エステ機器はエステサロンにとって大切な経営設備なので、各種機器の効果と、選び方のポイントをしっかりと把握することが大切です。

この記事では業務用エステ機器を種類ごとに解説し、選び方のポイントまで詳しく紹介します。

業務用エステ機器の種類

業務用エステ機器は3種類に大別されています。

  • 痩身機器(除脂肪促進やダイエットサポート)
  • 脱毛器(全身または部分的にムダ毛を処理)
  • 美顔器(表情筋の引き締めや肌の深層保湿)

各カテゴリには、さらに細かい分類があるので1つずつ確認していきましょう。

1.痩身機器

エステサロンにおける業務用痩身機器には「除脂肪を促すタイプ」と「筋肉を刺激するタイプ」の2タイプがあります。前者は超音波や高周波を使った機器が中心、後者は電気を使ったものが中心です。

●超音波

超音波を使った痩身機器には「ハイフ(HIFU)」を使用するものと「キャビテーション(Cavitation)」を使用するものがあります。ハイフとは「高密度焦点式超音波」のことで、一点に超音波を集中することで熱反応を起こし、その熱によって脂肪細胞にアプローチする技術です。

一方、キャビテーションは超音波を使って皮下脂肪に振動を起こし、微小な泡が作られ破裂するのを無数に繰り返して脂肪細胞にアプローチする技術を指します。ハイフやキャビテーションによって破壊された脂肪細胞はリンパ腺から血液を通り、肝臓を経て体外へ排出されます。

●高周波

高周波を使った痩身機器には「ラジオ波」を使用するものと「サーマルフラクション」を使用するものがあります。ラジオ波とは文字通りラジオ無線に使われる電波のことであり、電子レンジと同じ原理で脂肪細胞を温め、痩身効果を高めることができます。

サーマルフラクションも広義にはラジオ波に分類されますが、照射方法が異なります。サーマルフラクションではラジオ波を点状に照射することで、肌表面の負担を最小限に抑えつつ広範囲にわたって脂肪細胞にアプローチできる技術です。

どちらも脂肪細胞を温めることで新陳代謝が活性化され、肌のアンチエイジング効果も期待できます。

●冷却

一般的に脂肪細胞は温めることで痩身効果を促進します。一方で、脂肪細胞を冷却して痩身を促すことも可能です。脂肪冷却は脂肪を凍結し、細胞死させることで老廃物として排出されることを促す技術です。

脂肪細胞の氷結点は4℃と高めなので、他の部位にダメージを与えないのがこの痩身機器の特徴でもあります。

●超短波

「超短波(VHF)」とは周波数30~300MHzの電波のことであり、元々は医療機器に使われていた技術です。1秒間に極性(プラスとマイナス)が2,700万回も入れ替わり、細胞内外の分子を回転させることで摩擦を起こして発熱させます。この技術を取り入れた痩身機器が「インナーインパクト」です。

インナーインパクトを使用すると最大震度7cm程度の深さまでアプローチでき、厚い皮下脂肪や凝り固まったセルライトの除脂肪にも効果的です。

●電気

電気を使い筋肉を刺激する痩身機器を「EMS(電気的な筋肉への刺激)」と呼びます。筋肉に電気刺激を与えることで強制的に動かし、収縮運動を繰り返すことで擬似的に筋トレをさせる痩身機器です。

業務用EMSは家庭用よりも出力設定の幅が広く、深層筋(インナーマッスル)までアプローチできるのが特徴です。「筋肉をつける」というよりは筋トレ効果により新陳代謝を高めて、破壊された脂肪細胞の排出を促す効果があります。

2.脱毛器

脱毛エステはリピート化を行いやすく、お客様に何度も通ってもらえる施術なのでエステサロンに人気の高いメニューです。ただし業務用脱毛器にもいくつか種類があるので、自店に合った機器を選択しましょう。

●SHR

SHRとは「蓄熱式脱毛」を指し、微光により60〜70℃の熱を毛包(毛根を包む組織)に蓄積することで、毛を作る指令を出す器官である「バルジ領域」にダメージを与えます。痛みを感じにくく、しかもIPLやSSCなど従来の脱毛方式に比べて短期間で脱毛が完了するメリットがあります。

●IPL

IPLとは「インテンスパルスライト」の略であり、毛根の黒色部分であるメラニン色素に光を照射し、ダメージを与えて発毛を抑制する脱毛器です。一般的な脱毛のイメージは大半がIPLでしょう。現在まで施術実績が多く、信頼性の高い脱毛器でもあります。ただし、80℃前後の高熱を発生させるので痛みを伴うことがあります。

●SSC

SSCは「スムーススキンコントロール」の略であり、イタリアのDEKA社が開発した脱毛器です。肌に専用ジェルを塗った上で光を照射して毛根にアプローチするため、IPLに比べて肌へのダメージを軽減でき、痛みも感じにくいメリットがあります。SHRやIPLに比べて効果を感じられるまでの時間が長いので、お客さまにより長く通ってもらえるのも特徴の1つです。

3.美顔器

美顔器の役割はリフトアップ、肌の保湿、エイジングケア、美白などさまざまなものがあります。魅力的なコース・メニューを作るためにも、各美顔器の特徴を押さえておきましょう。

●イオン導入美顔器

皮膚構造は何層にも重なっており、層ごとに極性(プラスとマイナス)が異なります。本来はこれによりバクテリアや不純物の侵入を防いでいますが、美容成分の浸透も阻害しています。イオン導入美顔器は極性を反発させることで美容成分を肌の深層まで届けるための美顔器です。ビタミンC導入体やプラセンタなど、肌の悩みに合わせて栄養成分を提案できるのも特徴です。

●超音波美顔器

超音波美顔器では1秒間に数万回の振動を繰り返すことで、肌の汚れや角質を浮き上がらせるクレンジング効果が期待できる美顔器です。また、振動回数を下げることで肌に微小な刺激を与えて、細胞を活性化させることもできます。

●ラジオ美顔器

前述したラジオ波を使用し、肌を温めることで新陳代謝アップや血行促進を行うのがラジオ美顔器です。肌内部までアプローチできるためターンオーバー(肌再生の周期)を正常化させ、ハリとツヤのある肌を維持できます。

●EMS

前述したEMSを使用して表情筋にアプローチする美顔器です。表情筋の中には普段使われない部分も多く、これが慢性化すると肌のたるみにつながります。EMSで表情筋を適度に刺激することでリフトアップ効果が期待でき、肌の新陳代謝も活性化されます。

●エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは電気の力で美容成分を肌の深層まで届ける美顔器です。特殊な電気パルスにより皮膚細胞に微小な穴をあけ、そこに栄養成分を入れて浸透させていきます。「針を使わない美容注射」とも言い換えられ、痛みを伴わず美容成分を浸透させられるのが特徴です。

業務用エステ機器の選び方

業務用エステ機器の種類について整理したところで、次に選び方について解説します。エステサロンに導入する業務用エステ機器に関してはまず、「複合機を導入する」を優先ポイントにしましょう。

では、なぜ複合機がおすすめなのか、複合機と単体機のメリット・デメリットを確認していきます。

導入するなら複合機がおすすめ

●複合機のメリット・デメリット

複合機とは、前述した業務用エステ機器を2つ以上の機能として搭載している業務用エステ機器のことです。

痩身エステ、美顔エステは複数メニューを施術することで効果を高められます。例えばキャビテーションで破壊した脂肪細胞はリンパ腺に流れますが、EMSなどによって筋肉に刺激を与えなければ排出が促進されません。

したがって、業務用エステ機器を2つ以上備えて複合機ならコース・メニューの幅を広げられ、お客さまの満足度を高めることができます。1台にいくつもの機能が備わっているので場所も取らず省スペースなのも大きなメリットです。

一方、デメリットとしては単体機に比べて高額なことです。ただし「必要な機能だけを揃える」ことを意識すれば、コストを抑えて複合機を導入することも可能でしょう。

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●単体機のメリット・デメリット

単体機とは、前述した業務用エステ機器のうち1つしか機能を持たない機器のことです。その分低コストで導入できるのがメリットであり、ひとつひとつの扱い方はシンプルなのでエステサロン経営初心者でも導入しやすいでしょう。

デメリットはコース・メニューの幅を広げられないことと、エステ効果が低減することです。単体機では施術できるコース・メニューが限られるので、お客さまの要望に応えられない場合もあります。また、複合機を使った施術よりもエステ効果が低減する可能性があり、満足度に影響するかもしれません。

以上のメリット・デメリットを総合して考えると、やはり「複合機の導入」を優先的に検討するのが、良い業務用エステ機器の選び方ではないでしょうか。

まとめ

今回は業務用エステ機器の種類と選び方について解説しました。業務用エステ機器選びに入る前に、まずは「どんなメニューならより利益を出せるのか?」のイメージを膨らませておきましょう。目的が明確ならば選定・導入がスムーズに進み、いち早く新しいコース・メニューを展開できます。今回ご紹介した内容を参考に、自店にとって最適な業務用エステ機器を選んでいただけたら幸いです。

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